屋根リフォームにかかる費用は、工事の内容や屋根の劣化具合によって大きく変わります。
そのため「屋根をリフォームしたいけど、費用がどれくらいかかるのか不安……」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、屋根リフォームを検討されている方に向けて、下記の内容を詳しく解説します。
- 屋根リフォームの費用相場(工法別・屋根材別)
- 屋根の部分リフォームにかかる費用相場
- 屋根リフォームの費用を安く抑える6つのコツ
この記事を読めば、自宅の屋根にどのようなリフォームが必要か、そしてどのくらいの費用を想定すればよいのかが明確になります。ぜひ最後までご覧ください。
屋根リフォームの費用相場|工法別
屋根リフォームは工事内容が専門的でわかりにくく、業者によって見積もり金額に大きな差が出やすい分野です。
相場を知らないまま契約してしまうと、不当な高額請求につながる危険性があります。
そこでまずは、代表的な工法ごとの費用相場を押さえておきましょう。
- 屋根葺き替えは120万〜190万円
- 屋根カバー工法は80万〜150万円
- 屋根の部分修理は1万〜30万円
屋根葺き替えは120万〜190万円
屋根葺き替えは、既存の屋根材と下地をすべて撤去し、新しい下地と屋根材に張り替える工法です。
屋根全体を根本から入れ替えるため、耐久性や防水性が大幅に向上し、長期的に安心して暮らせる住まいになります。
一方で、既存材の撤去作業や廃材処分費用がかかるため、費用相場は120万〜190万円と、他の工法に比べて高額になります。
屋根葺き替えは、以下のような方に向いている工法です。
- 屋根の劣化が激しく部分修理では追いつかない方
- 瓦から軽量な金属屋根へ変更して耐震性を高めたい方
- 屋根の機能性を高めてこれからも長く住み続けたい方
屋根葺き替えは費用こそ高額ですが、住まいの寿命を延ばし、安全性や快適性を根本から改善できる最も確実な工法です。
屋根カバー工法は80万〜150万円
屋根カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
費用相場は80万〜150万円程度。既存材の撤去・処分費用が発生しないため、葺き替えよりもコストと工期を抑えられるのが特徴です。
ただし、次のような注意点もあります。
- 下地が劣化している場合は施工できない
- 二重構造になるため屋根全体の重量が増す
- 将来葺き替えを行う際には撤去作業が大掛かりになる
そのため、屋根カバー工法は次のような方に向いています。
- 屋根の劣化が軽度〜中度で、下地はまだ健全な方
- 葺き替えより費用や工期を抑えつつ、見た目と機能を改善したい方
- 軽量な屋根材を使用している方(スレート屋根やアスファルトシングル屋根など)
すでに雨漏りが発生している場合には適しませんが、条件が合えばコストを抑えつつ性能を高められます。
屋根の部分修理は1万〜30万円
屋根の一部に劣化や破損が見られる場合は、全体をリフォームするよりも安価な部分修理で対応できます。
費用は修理内容や規模によって変動しますが、およそ1万〜30万円程度が目安です。
低コストかつ工期も短いため、台風や地震などの自然災害による突発的なトラブルや、軽微な劣化への対処に適しています。
ただし、屋根全体の劣化が進んでいる場合は根本的な解決になりません。修理箇所以外から新たに雨漏りが発生するなどの再発リスクがあります。
また、繰り返し部分修理を重ねると結果的に費用がかさむため、カバー工法や葺き替えを行ったほうが安く済むケースもあります。
屋根の部分リフォームにかかる費用相場
屋根の部分的なリフォームは、不具合の箇所や修理方法によって費用が大きく変わります。
代表的な修理内容と相場を以下の表にまとめました。
| 修理内容 | 費用相場(単価目安) |
| 棟板金の補修・交換 | 5,000円〜2万円/㎡ |
| 瓦・スレートの部分差し替え | 5,000円〜5万円/枚 |
| 漆喰補修(ひび割れや剥がれ) | 2,500円〜7,000円/㎡ |
| 雨樋の補修・交換 | 8,000円〜1万円/㎡ |
なお、上記の費用相場には、足場の設置費用が含まれていません。
屋根工事は高所作業になるため、作業員の安全確保や作業効率の面から足場が必要となるケースがほとんどです。
一般的に足場代は15万円程度かかります。工事規模の大小に関わらず発生するため注意しましょう。
屋根リフォームの費用相場|屋根材別
屋根リフォームの費用は、工法だけでなく選ぶ屋根材によっても大きく変わります。
耐久性やデザイン性などの違いから価格差が生じるため、それぞれの特徴と相場を押さえておきましょう。
- ガルバリウム鋼板屋根:5,000円〜14,000円/㎡
- アスファルトシングル屋根:3,500円〜12,000円/㎡
- 瓦屋根:8,000円〜16,000円/㎡
- スレート屋根:4,000円〜8,000円/㎡
ガルバリウム鋼板屋根は5,000円〜14,000円/㎡
ガルバリウム鋼板は、軽量でサビに強く、耐震性にも優れた金属屋根材です。
近年は、デザイン性の高い商品も増えており、モダンな住宅との相性が良いことから人気が高まっています。
ガルバリウム鋼板の特徴は以下の通りです。
| メリット | ・瓦の約10分の1の軽さで建物への負担が少ない・耐久性・耐候性に優れメンテナンス性も高い・デザインバリエーションが豊富でスタイリッシュ |
| デメリット | ・雨音が響きやすく防音対策が必要な場合がある・表面の塗膜が劣化するとサビが発生する可能性がある・スレート屋根よりも初期費用がやや高くなる |
ガルバリウム鋼板は「耐震性を重視したい方」や「スタイリッシュな外観を求める方」におすすめの屋根材です。
さらに詳しい価格やグレードごとの違いについては、以下の記事で解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。
アスファルトシングル屋根は3,500円〜12,000円/㎡
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けた屋根材です。
軽量で加工しやすく、複雑な形状の屋根にも施工しやすいのが特徴です。北米で広く普及しています。
費用相場は3,500円〜12,000円/㎡と比較的リーズナブル。施工が容易で工期が短く済むことが、価格の安さにつながっています。
| メリット | ・軽量で耐震性に優れている・柔軟性があり複雑な屋根にも対応できる・温かみのあるデザインに仕上がる |
| デメリット | ・強風に弱く剥がれるリスクがある・耐久性は瓦や金属屋根に比べると劣る・日本では施工できる業者が少ない |
アスファルトシングルは「コストを抑えたい方」や「デザイン性を重視したい方」に向いている屋根材です。
瓦屋根は8,000円〜16,000円/㎡
瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材であり、陶器瓦やセメント瓦などの種類があります。
重厚感のある外観で耐久性・耐火性・断熱性に優れており、古くから住宅に広く用いられています。
瓦屋根の特徴は、以下の通りです。
| メリット | ・最も長寿命で50年以上持つ場合もある・断熱性や遮音性に優れ、火災にも強い・部分的な葺き替えができる |
| デメリット | ・屋根材が重いため耐震性に不安が残る・施工に技術が必要で工事費用が高めになりやすい・地震や台風で落ちてくる可能性がある |
瓦屋根は「長期的に安心して住み続けたい方」や「日本の伝統的な景観やデザインを好む方」におすすめの屋根材です。
スレート屋根は4,000円〜8,000円/㎡
スレート屋根は、セメントに繊維素材を混ぜた薄い板状の屋根材です。
費用相場は4,000円〜8,000円/㎡。施工性が高く、コストパフォーマンスに優れているため、日本の戸建て住宅で最も広く採用されています。
スレート屋根の特徴は以下の通りです。
| メリット | ・軽量で耐震性が高い・デザインやカラーのバリエーションが豊富・費用が安く、施工できる業者も多い |
| デメリット | ・耐久性は瓦や金属屋根に劣る・定期的な塗装メンテナンスが必須・割れやすく雨漏りの原因になりやすい |
スレート屋根は、「初期費用を抑えたい方」や「耐震性・デザイン性を求めている方」におすすめの屋根材です。ただし、メンテナンスコストも視野に入れて検討しましょう。
屋根リフォームの費用を少しでも安く抑えるコツ
屋根リフォームは高額になりがちですが、ちょっとした工夫や事前準備によって費用を抑えられます。
以降で費用を抑える6つのコツを紹介します。
- 複数の業者から相見積もりを取る
- 補助金制度を活用する
- 火災保険が適用されるか確認する
- 外壁工事とセットで行う
- 定期的に点検を受ける
- 閑散期に依頼する
複数の業者から相見積もりを取る
同じ工事内容でも業者によって数十万円単位で差が出るケースがあります。
これは業者ごとに仕入れルート・人件費・利益率・工事の進め方が異なるためです。1社だけの見積もりで契約すると、相場より高い金額を支払ってしまうリスクがあります。
そのため、必ず複数の業者から相見積もりを取り、工事内容と金額を比較しましょう。相見積もりを取るメリットは以下の通りです。
- 不当に高い見積もりを避けられる
- 提案内容や保証の違いを比較できる
- 対応の丁寧さや信頼性を見極められる
最低でも3社程度を比較するのがおすすめです。価格だけでなく、保証内容や施工方法の説明も含めて総合的に判断しましょう。
補助金制度を活用する
自治体が実施している補助金や助成金制度を利用できる場合もあります。
デザイン刷新を目的にしたリフォームは対象外となりますが、「耐震改修」「省エネ対策」「災害対策」などに該当する場合は申請できるケースが多いです。
ただし、補助金制度には以下のような注意点があります。
- 事前申請が必須(工事完了後に申請しても認められない)
- 期間と予算に制限がある(受付が締め切られる場合がある)
なお、制度の有無や内容は、自治体ごとに異なります。お住まいの市区町村のホームページや国の住宅関連制度を確認し、事前に条件を調べておくと安心です。
火災保険が適用されるか確認する
台風・大雪・落雷・地震など、自然災害による破損や雨漏りであれば「火災保険」が適用される場合があります。
火災保険を利用できれば、修理費用の一部または全額が補償されます。特に突発的な災害被害では、大きな助けになるでしょう。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 経年劣化やリフォーム目的の工事は補償対象外
- 申請には期限がある(通常は被害発生から3年以内)
- 契約内容によっては免責金額が設定されている場合がある
リフォームを検討する際は、まず加入している火災保険の契約内容を確認し、必要に応じて施工業者や保険会社に相談するのがおすすめです。
外壁工事とセットで行う
外壁塗装や外壁リフォームの予定がある方は、屋根工事とまとめて行うのがおすすめです。
屋根工事も外壁工事も、作業の安全を確保するために足場が必要です。同時にリフォームすれば、その足場代(15万円前後)を1回分にまとめられます。
さらに、以下のメリットも得られます。
- 工期を短縮できて生活への影響を減らせる
- 屋根と外壁のメンテナンス時期をそろえられる
- 同じ業者に依頼できるため仕上がりに一貫性が出やすい
外壁工事を検討している場合は、屋根と同じタイミングで依頼するとコストも時間も効率的に抑えられるでしょう。
定期的に点検を受ける
屋根リフォームの費用を抑えるためには、定期的に点検を受けて劣化を早期に発見することが大切です。
屋根の状態は普段目にしづらく、劣化に気づきにくい場所です。
少しの劣化でも、放置すると雨漏りや下地の腐食につながります。結果的に大規模なリフォーム(数百万円)が必要になることも少なくありません。
一方、初期段階で発見できれば、部分補修(数万円)で対応可能です。
点検の目安は5〜10年に1回程度が推奨されています。特に大きな台風や地震の後は、専門業者に点検を依頼しておくと安心です。
閑散期に依頼する
屋根リフォームの工事費用は、依頼する時期によって変動する場合があります。
特に、夏や冬などの閑散期は依頼が比較的少なく、通常期よりも価格交渉に応じてもらいやすい傾向があります。
- 12月〜1月:年末年始を挟むため依頼が少なくなる
- 6月〜7月:梅雨の影響で工事が進みにくいため依頼が落ち込む
また、業者も余裕を持ったスケジュールで工事を進められるため、丁寧な施工が期待できるのもメリットです。
急ぎでなければ、繁忙期を避けて閑散期に依頼することも検討してみましょう。費用を抑えつつ、満足度の高い施工を受けられる可能性が高まります。
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まとめ:屋根リフォームの費用を把握して満足のいく施工をしよう
屋根リフォームの費用は、工法や屋根材、修理範囲によって数万〜数百万円まで大きく変動します。
相場を知らないまま依頼すると、不当に高い見積もりを提示されるリスクもあるため、事前に費用感を把握することが大切です。
本記事で紹介した費用相場やコストを抑えるコツを参考に、ぜひ信頼できる業者に相談し、複数の見積もりを比較してみてください。